サンキューちばフリーパスを駆使して…
- Yukinori Minami
- 2016年10月8日
- 読了時間: 5分
前回の記事では、様々な反響をいただきありがとうござます。
今回は、サンキューちばフリーパスを利用した撮影紀行のまとめを。
その前に、「サンキューちばフリーパス」について簡単に説明します。
11月19日までの期間限定で発売(利用は11月20日まで)されている企画乗車券で、連続する2日間千葉県内のJR全線と小湊鉄道、いすみ鉄道、銚子電鉄、さらに指定エリアのバス路線が乗り放題となるお得な切符です。
発売額は「サンキュー」の名の通り3900円。18きっぷよりも1日当たりの値段が安く、私鉄3社やバス、さらに特急にも乗れるんですから、かなりお得であるといえるでしょう。
1日目は内房線・外房線で撮影行脚。この日は絶好の撮影日和で、内房線に乗っていると車窓から富士山が見えるくらいのいい天気。姉ヶ崎~長浦、竹岡~浜金谷、江見~太海、安房鴨川~安房天津、御宿~勝浦、新茂原、大網~本納など朝から晩まで時間をフルに使って撮影しました。

竹岡駅からは富士山が見えました。

竹岡~浜金谷間で特別快速をパシャ。動画撮りながら撮影しました。手前の道路、結構交通量があるのですが、幸い列車通過時には車がいなくてよかったです(^^;)

有名撮影地の房州大橋です。内房線の江見~太海間にあり、両駅(というより館山・安房鴨川)からバスでアクセスすることができますが、本数は1日6往復と少な目。少なくとも片道は徒歩でアクセスすることになります。
本来なら、海をバックにして撮影したいところですが、この季節だとお立ち台付近が高い草に阻まれるせいで撮影できず…やむなくここから撮影しました。ちなみにこの付近、ガードレールが低いのできれいに撮影ができますが、誤って下に転落しないよう気を付けたいところです。

撮影を終えた後は、太海駅方面へ。太海駅の少し手前にある仁右衛門島入口バス停まで行けば、鴨川日東バスの市内線に乗ることができます。運行は打って変わって毎時2~3本走っており、並行する内房線よりも本数が多いです。サンキューちばフリーパスではこのエリアのバスにも乗れるので、バスに乗って安房鴨川へ。
その後昼食のため安房鴨川で下りたものの、めぼしい飲食店が見つからず再びバスで次なる撮影地へ。今度は海をバックに外房線を撮影できるスポットです。

こちらも安房鴨川・安房天津両駅からバスでアクセスすることができます。鴨川日東バス市内線の坂下バス停から徒歩5分ほどで来れます。もちろんサンキューちばフリーパスで乗車可。毎時2~3本程度と本数も多いので、比較的容易にアクセスできます。
この後は勝浦までわかしおに乗車、一旦降りて勝浦付近で撮影、さらにわかしおで茂原まで、新茂原や永田で撮影する頃には真っ暗でした。
2日目は総武・成田線エリアで撮影。台風が近づいていることもあり、天気はぐずつき模様でした。
まず手始めに、滑河で下車。下総神崎に向けて続く長いストレートを行く209系を収めます。撮影後滑河駅で戻ると、何やら怪しい列車が。

窓に「訓練車」の文字が。結構あわただしく訓練をやっていました。ちなみにこの後佐原でも目撃しています。
そしてその佐原では、209系だけでなく街並みの撮影も。どことなく某作品の「木組みと石畳の街」を彷彿とさせる街並みなんです。

あっちはフランスの田舎町がモデルなので、引き合いに出されると違和感を感じるかもしれません。でもなんか雰囲気が似ているような気がするんです。個人的には。
なぜ撮影しに来たのかというと、「木組みと石畳の街」に行けない欲求不満を満たすために、作品の舞台をベースにどことなく千葉っぽい雰囲気を入れたモジュールレイアウトを構想中で、そのロケハンが目的というわけです。

佐原の後は椎柴で下車。総武本線と合流する松岸の1つ手前の駅です。駅から徒歩20分ほどでアクセスできるしいしば橋から田んぼの中を走る成田線を見下ろすことができます。
しかし誤算だったのは、利根川を挟んだ対岸の鹿島工業地域をバックにして撮影できる場所ではなかったこと。車窓から見ていたあたり、笹川付近がよさそうです。今度はそっちに行ってみます。

松岸で下りて風車バックに撮影しようとしたら、雨に降られてしまいました。でも雨の中を進んでいきます。松岸駅から線路沿いの道を猿田・椎柴方面に向かって徒歩20分弱のところにある踏切、ここでは山の上に立つ10基ほどの風力発電機をバックにして列車を撮影することができます。松岸駅の跨線橋から撮影した上の写真でも、風車の影がいくつか見ることができると思います。そのシーンは、いつか私の動画で見ることができるかも?
とはいえ、雨の中を歩く気になれず、松岸から総武本線に乗って転寝、気づいたら成東にいました。外は晴れ模様。降りて東金線を撮影します。

空を見た限り、この時点ではまだ銚子付近は雨模様だったかもしれません。
この後は南酒々井で下りて、割と有名な撮影スポットである成田線と総武本線との分岐点へ。南酒々井駅からは徒歩10分ほどでアクセスできますが、林の中の道を上り下りするため結構疲れます。しかも虫が多いです。ここでしおさいを撮影するつもりだったんですが、なんと異音の確認とやらで遅延が発生していたらしく、10分遅れでしおさいが通過したころにはすでに辺りは真っ暗。明かりがまともにないうっそうとした林道を南酒々井駅に向かって戻る羽目になりました…
この後は千葉へ行って209系の増結作業を撮影、佐倉に戻ってE217の分割・併合シーン、八街ではE217の付属編成単独で走るシーンをそれぞれ撮影しました。
なんだかんだで千葉に戻ってきた時点で既に22時。すると、内房線ホームに珍客が。

深夜限定で千葉駅に現れる京葉線のE233系です。行先は木更津行き。京葉線からの直通運用の間合いで運転されているものです。
意外かもしれませんが、千葉駅にE233系が定期運用で現れるのはこれだけ。そもそもE233系はあまり千葉ではなじみがないですね。京葉線以外では常磐緩行線くらいです。
以上、簡単に撮影紀といたします。静止画は少ないですが、動画は割と大目に撮っています。ただこのブログの使用上、YouTubeに逐一うpしなきゃいけないので、どんなシーンかは動画の方で。
ただし、これらの素材を含めて何らかの動画を作るつもりではありますが、公開まではまだ時間がかかりそうです。