皆さんこんにちは。みなみゆきのりです。
登録者5555人達成記念企画である「東西線ムービーフェスティバル」、何とか無事に終えることができました。東西線美しいモーター音総選挙では、今のところ05系リニューアル車が一番人気のようです。投票は4月30日まで受け付けています。まだ投票していない方は、ぜひご参加ください!
またサイトをプチリニューアルしました。特にトップページは結構弄りました。ちょっとだけ訴求力が増したかな…と思いますが、どうでしょうか。
さて今回は、埼玉県はさいたま市(一瞬大宮市って書こうとした(・・;))の大宮総合車両センターで半ば放置されている301系の「クモハ300-4」をご紹介します。
301系は、国鉄初の地下鉄対応車として1966年にデビューしました。アルミ車体、前照灯2灯など従来の国鉄通勤電車にない新機軸が多数盛り込まれた、ある意味エポックメーキングな車両です。東西線直通のために生まれその生涯を東西線直通運用に徹し、2003年に後継のE231系に置き換えられて全車廃車されました。その中で、唯一「クモハ300-4」が解体を免れて大宮総合車両センターの片隅におかれていました。
301系以外にも、ガスタービン試験車である「キハ391系」をはじめとした多数の機関車や客車などが保存という名の放置プレイにされていました。鉄道博物館に所蔵することを意図していたのでしょうが、キハ391系は解体され先頭部のカットボディが大宮総合車両センター内にモニュメントとして残されています。
そしてここにきて他の保存車両にも解体の波が来たという情報が…すでに2016年末に複数の車両が解体されたようです。幸い301系はこの時解体を免れていますが、アスベストの処理問題から残っている車両も順次解体されると予想されています。そこで東西線に所縁のある301系を最後にひと目見たいと思い、大宮総合車両センターまで赴きました。
実はというと、301系がここに保存されているということは以前から知っていて、近隣に足を運んだ際は探し回っていたのですが、時間の制約などから結局場所を特定できず仕舞いにいました。今回は301系のために時間をとって大宮に足を運びます!
今回はリッチに新幹線で行ってみました。
乗車したのはこまち…ではなくなすの。17両だったのでE6系の方を選択。
(日本橋口から入ったのでただ後ろまで歩くのが面倒くさかっただけ( ´∀` ))
車内はこんな感じ。無駄に17両なのでガラガラです。この後上野で3人ほど乗ってきました。
上野でEast-iを発見。大宮で30分くらい待ちかまえたら追っかけてきました。なんの情報もなく出会えるとは運がいいな(^^♪
大宮駅西口から鉄道博物館の方へ向けて歩いていきます。
JR東日本の関連会社が運営するフィットネスクラブ、Jexerの脇に古めかしいレンガ造りの建物が。
一体何の用途で使われているのでしょうか。
大宮総合車両センターの塀には、JR東日本の車両ギャラリーとなっており、歩く人を楽しませてくれます。
見学スペースから検修庫を俯瞰。写真ではわかりにくいですが、E231系近郊型や211系、205系500番台などがいました。
こちらは大宮総合車両センター正門前で静態保存されているD51187号機。トンネルをイメージした屋根の下で日向ぼっこです。
大宮総合車両センター正門。毎年5月末の土曜日に公開されています。行ったことがある人も多いのではないでしょうか?ちなみに私は2015年に初めて訪れました。(某JR新幹線の会社説明会後品川から上野東京ラインに乗ってリクルートスーツのまま大宮へ直行という何ともアレなことを…)
正門を過ぎると、EF15とEF58のカットボディが。中には入ることができません。右のEF58はいわゆる「青大将色」です。モスグリーン一色の客車に合わせたいわゆる「青大将編成」に合わせた塗り色です。
そのままさらにまっすぐ進みます。そして車両センターの北端につくと…
301系がいました!(*^▽^*)
しかも手前におかれているとは運がいい。でもあわよくば正面を見たかったな…と(*´з`)
ネットに流れている画像を見た限り、容易に見えるところにあるかと思えば高い塀に阻まれ、何とか背伸びして撮影しました。こりゃあいくら探しても気づかなかったわけだ。しかもあともう少しで鉄道博物館駅あるし。
車体は色あせ、トレードマークであったスカイブルーの細帯と大きなJRマークはうっすら確認できる程度。また手前から2枚目のドアの塗装が剥げてしまっています。でも表記類はきれいに残っており、長年放置プレイされていたという割には状態がいいです。新幹線とニューシャトルの高架下というのがよかったのでしょうか。そもそもアルミ車体だから鋼鉄に比べたら…ね。
確認できる限り、301系の隣に供奉車344号、301系の奥にEF80とEF15でしょうか。さらにその奥に客車らしき車両が見えますが、いったい何でしょうか。
昨年夏になってJR各社のアスベスト処理に不備があり、一連の解体劇はそれが原因と推測されています。鉄道博物館が拡張されるにあたり、これらの所蔵を期待していましたが、費用をかけてアスベスト処理するほどのものなのか、と思ったのか一部解体処分されてしまい残念に思います。
現時点で残存している車両も、近日中に解体が予想されるため、記録される方はお早めに。