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「写ルンです」から見た世界

かつて使い捨てカメラの代表格といわれた富士フイルムの「写ルンです」。20代以上の方なら、旅行や遠足などで使ったという方も多いのではないでしょうか。正式には「レンズ付きフィルム」と呼ばれる「写ルンです」、実は最近、若い女性を中心にブームとなっているのをご存知でしょうか?携帯電話にカメラ機能が標準装備されて久しい昨今、手軽に写真撮影ができるアイテムとしての「写ルンです」の地位は下がってしまいましたが、デジタルカメラとは一味違う色調やコントラストが逆に新鮮と、評価されているようです。

とはいっても、いかに高級機材を使用するか、場合によっては一眼レフカメラだけを是とされる鉄道趣味界において、「写ルンです」を鉄道撮影に使用することは「ニワカ以下」と嘲笑や非難の対象にされそうですが、実際問題本格的なフィルムカメラを所有するにしてもなかなか手が出せないのも事実。私も10数年ぶりに「写ルンです」を片手に撮影しましたが、デジタルカメラにはない質感がオールドな雰囲気を醸し出していてびっくりしました。被写体によっては昭和に撮影した写真といわれても違和感がないほど。昭和生まれの車両が徐々に数を減らしている中、敢えて「写ルンです」を片手に鉄道撮影してみるのも一興なのではないでしょうか。きっと自分だけのオリジナルな写真が撮れるはずです。

​今回は、2018年4月21日に撮影した東急線の世界をご覧頂きます。

​東西線はこちらから

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